逗子マリーナで・・・
2020年 12月 17日

< #M10-P #summilux-M35mm f1.4 1st >
11月の終わりの頃、まだ新型コロナの感染者が今ほどではなくて、
なんとなく世の中がGoToトラベルで浮き立っていた頃に、母と弟と3人で湯河原まで一泊旅行に出かけた。
湯河原にしたのは、弟の大学に比較的近くて、仕事の後に合流してもお宿のお夕飯に間に合うからで、
この日に決めたのは、やっぱり弟の都合で年明けから半年くらいは学会の準備で忙しいと言われたからだった。
来年は 弟の大学が学会開催の番で、ずいぶん大変そうなことを言っている。
その割には、ちゃんと余暇も楽しんでいて、その前の週末は筑波サーキットでレースだったそうだ。
弟は、小さい頃からの車好きで、幼稚園の頃からミニカーを分解したりしていたけれど、
大人になった今でも、車いじりが趣味で、
それが高じて、もう何年も筑波で開かれるクラシックカーのレースに参加している。
今年のレースは車の調子が良くてトップに出た・・・途端に・・・カーブでスピンしてビリになっちゃったらしい。(-_-;)
レースの時にいつも録画している車載カメラのビデオを見せてくれて、
ぐるぐる回る映像に、母はびっくり仰天していたようだ。
すぐ後ろに後続車がいたのだけれど、その人が優秀なドライバーだったらしく、弟の車には接触せずにすり抜けていった。
「前回のレースの時は、僕の前の車がスピンして、僕は突っ込んじゃって、車が大破して修理が大変だったんだよ。」
と、こともなげに言う。
本当に命知らずの趣味だ・・・・
私のカメラのの方が、なんと長閑で、おおらかな事だと、我ながら思ったりする。
とはいえ、弟のレースも所詮クラシックカーのレースで、弟は古いMGで出場しているから、
たいしたスピードは出ていないのだけれど・・・
お夕飯をいただきながら、3人で動画を見ながら盛り上がっていたので、
お運びの仲居さんが、弟のことをカーレーサーだと思ったそうだ。
後から本当のことがわかって、仲居さん曰く・・・
「実は、どうもレーサーのタイプではないと思って、不思議だった。」そうだ。
さすがに、熟練の仲居さんの目は鋭いかも・・・(笑)
次の日の朝は、弟も外来担当のない日でのんびりだったから、
3人でゆっくり目に朝ごはんをいただいてから弟を送り出して、母と「さぁ、どうしようか」となった。
コロナのことがあるから、人のいる観光地には立ち寄りたくはないし、
早めに家に直行しますかということで、出発したのだけれど、
湯河原から真鶴道路に入ったら、とても美しい海の景色で、
このまま西湘バイパスに入って鎌倉まで行っちゃおう・・・ということになった。
鎌倉には父が眠っているから、
せっかく3人で温泉に行ったし、お父さんも仲間に入れてあげようか・・・みたいな・・
仲間に入れたんだか、ついでなんだか、罪滅ぼしなんんだか、よくわからないお墓参りとなった。
で、その帰り道に、逗子マリーナに立ち寄った。
長い、長い、前置きでした・・・・・・
逗子マリーナは、父が大好きな場所で、よく遊びに来た場所だった。
今もそのころと変わらずに、たくさんのヨットが停泊していて、
なんとなくゆったりと穏やかな時間が漂っている。
お昼の少し遅い時間だったので、ランチのお客様も大半が引き上げていて、
窓辺から西日の溢れるレストランは とても静かだった。
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by izumi-suzuki
| 2020-12-17 22:20
| 日々の中から