X-1Dの電子シャッターとブラックアウト
2019年 04月 02日
今日の写真は 久しぶりのスタジオ撮影
白バックにLEDライト + プラス露出 の撮影です。
ちょっと いわさきちひろ の水彩画風になりました。
カメラをいじりながら 色々試して撮影している時間は 楽しみなリラックスタイムでもあります。
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上の写真は LEICA CL の撮影ですが、 HASSELBLAD X-1D についての話題です。
X-1Dは 実は レンズシャッターのカメラなので、 シャッター速度は最速で 1/2000秒です。
おそらく、レンズシャッターにすることで、中判フォーマットでここまで小さいサイズのカメラにできたんだろうと思います。
(レンズを外すと、シャッター幕がなく、驚くほどすぐ近くにセンサーがあってギョッとします。)
そこで、フォーカルプレーンシャッター用のレンズ( ハッセルのVレンズ や ライカのMレンズ )をアダプター経由で使う時、
そして レンズシャッターのついたレンズでも、明るい場所で絞りを開けたい時、
電子シャッターを使います。
電子シャッターを使うと 最速が 1/10000秒まで可能になります。
・・・で、この電子シャッターを使用すると、シャッターを切った後ファインダーがブラックアウトするのです。
一眼レフじゃないのに何でだろうな と不思議だったし、
ブラックアウトの間にカメラを動かしていいのかどうかも心配だったし・・・・
先日、原宿のハッセルブラッド・ジャパンまで出向く機会があったので、お話しを伺ってきました。
そうしたら、
「 ブラックアウトの間にスキャナーみたいに画像を読み込んでいますから、絶対にカメラを動かさないでください。
モデルさんにもじっとしてもらってくださいね」
とのこと。
えっ・・・・・・・
「シャッター速度」って 「被写体を切り取る時間」っていう認識でいたのですが、そうじゃないんだ・・・・
確かにね、「シャッター速度」は 「光を取り込む時間」 ですよね。
という訳で、X-1D の電子シャッターを使う方で、ブラックアウトを気にされている方がありましたら、
ブラックアウトの間に画像を取り込んでいるので、カメラは動かしてはいけません。
シャッター速度は 露出の要素として考えてくださいね。
動きを止めて撮影したい時は 必ずレンズシャッター機能のあるレンズを使用してください。
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by izumi-suzuki
| 2019-04-02 20:02
| 日々の中から