2014年 10月 04日

Non, je ne regrette rien.



亡くなった父の書斎で見つけた 1枚のCD
それは、古い エディット・ピアフのアルバムでした。


そういえば、父が大好きだった曲  「Non, je ne regrette rien」

力強い ピアフの歌声を聴きながら ふと浮かんだ 今日は心の風景の一枚です。



パリのエトワール凱旋門


この門を中心に据えたエトワール広場から、シャンゼリゼ大通りを始め、12本の通りが放射状にパリ全体に広がっています。

パリを走る車は自ずとこの門の元に集まり、ここからまたそれぞれの目的地に向かって散っていくのです。


生涯を医学の研究と教育に尽くして、たくさんの教え子をそれぞれの道に旅立たせてきた父の姿を、この孤高の門に重ね合わせて・・・・

な~んてね。 褒めすぎかも・・・
「やめてくれ。」って、照れ隠しに みるみる機嫌の悪くなる父の顔が思い浮かびます。(笑)



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エディット・ピアフの " Non je ne regrette rien " は直訳すると 「私は決して後悔しない」

邦題は 「水に流して」になっていますけれど、私のこの曲のイメージは、フランス語の意味の方がしっくりきます。

ピアフが 二度目のニューヨーク公演で歌い、念願のアメリカ音楽界に受け入れてもらうきっかけにもなった歌です。

もしよかったら、↓ のYOU TUBEでお聴きください。

https://www.youtube.com/





写真は 2008年 10月 夕暮れのエトワール広場から撮影したものです。

by izumi-suzuki | 2014-10-04 16:40 | * Gallery  | Comments(18)
Commented by Jimmy at 2014-10-04 17:41 x
お父上のお好きだった音楽と思い出、しみじみと拝読しました。
F3Tに付いていたレンズはNikkor 20mmくらいでしょうか?
エディット・ピアフの歌声にぴったりですね。
Commented by izumi-suzuki at 2014-10-04 18:30
Jimmyさん・・・
いつもコメントをありがとうございます。
このレンズは、Nikkor-N 24mm f2.8 です。 これも父から譲られたもで、父はF2にこのレンズをつけっぱなしで、学会など海外出張の時にいつも持ち歩いていました。 今は、私がLEICAで使っています。 アダプター経由なので距離計には連動しないのですが、広角で被写界深度が深いので、全然大丈夫なんですよ。
Commented by cobag2 at 2014-10-04 21:02
エディット・ピアフ!
歌い上げる力強さにグイッと踏み込んで聞く者の心の奥まで響かせる
あの唱い方に魅了された一人であります^^
なんとコーヒー、いえカフェと煙草(もちろん葉巻ではなくシガーの方ですが)の
似合うシャンソン歌手でしょう。
24mm の画角にピッタリとハマった、SS も具合よく流れてフィルムは
こうあるべき!とのお手本を見ているようです^^
Commented by izumi-suzuki at 2014-10-04 22:03
cobag2さん・・・
暖かいコメントをありがとうございます。
エディット・ピアフの声は、男の人のハートに響くものがあるのでしょうね。 cobag2さんも、ファンでいらして、なんだか嬉しいです。
そうですね。ピアフの声を聴く時は、お部屋の中が紫煙でほのかに曇っている感じの方が似合っていますね。
フィルム時代は、焼いてみないと出来上がりがわからないので、ラボから仕上がってくる時のドキドキ感やときめき感がたまらない魅力でもありました。
デジタルはその場で確かめられるので、失敗は少なくなりましたけれど、楽しみの一つを失ったような気もしています。
Commented by tullyz1 at 2014-10-05 16:16
オシャレなお父様だったのですね^^
たくさんの教え子を旅立たせる、やりがいのあるお仕事ですよね。
凱旋門の周りはラウンドアバウトとになっていて、理論的には
信号なしでも車を12本の通りに振り分けられます。
でもそこはフランス人、なかなか譲り合わないのでよく渋滞に巻き込まれました^^
Commented by izumi-suzuki at 2014-10-05 16:56
tullyz1さん・・・
パリで運転なさったの? ツワモノでいらっしゃいますね!!
私は広場から出られなくなって、お婆さんになるまでず~っと回っていそうです。(^^;)
パリの道は一方通行が多いから大変だったでしょう? メインストリートは大渋滞だし・・・譲ってくれないし・・・横道に入ると路上駐車だらけだし・・・お疲れ様でした。
Commented by minton at 2014-10-05 17:49 x
年を取ったといえばそうかもしれませんが、昔の歌手は個性があっていいなあと思います。
ピアフはピアフであって、誰の真似でもないですものね。
ジャズでもビリーホリデー、ロックでもジャニスジョプリンなど、誰の真似もしていない孤高の歌手ってのがいました。
今の歌手は可哀想といえば可哀想。多くを聴き過ぎて売れるものを作ろうとすると、誰かに似ちゃいますものね。
御父上をずっと尊敬できるということは、当たり前のようでそうでもなく、とても素晴らしいことですし、それに値する功労を残されたことも素晴らしいです。
パリは今年初めて行きましたが、何度もここの回りを経由したのに、どっちから来てどっちに行ったのかよくわからなくなりました。スリも多いですよね。
まだ車社会じゃない時代にこの基本設計をされたことが驚きです。
新凱旋門もそれなりに立派ですが、できることなら歴史的なモニュメントになるものにすればもっとよかったんじゃないかと思いました。
Commented by roxanne6 at 2014-10-05 20:46
nikkorの24は名レンズですね、この夕暮れに凜々しく立つ凱旋門がなんと見えず良いです
荒れた粒子が良いですね
Commented by sacra-fragola at 2014-10-05 23:27 x
こんばんは。
軽井沢に行っておられましたか?
羨ましい限りですね~、今年はまだ一度も軽井沢に行ってないんですよ。
ところで、エトワール・・・これは元画像は夕方~夜でしょうか?
モノクロにすると、また違った魅力が引き出されますね。
そういえば、昔ここでえらい事になったのを思い出しました。
地下道がある事を知らずに、無謀にもこのラウンドアバウトを
車を縫う様に渡ったんです。本当に引かれそうになりました。
私より、きっと車を運転しているドライバーが驚いた事でしょう。
まあ、30年も前のことなので時効ですが・・・
Commented by izumi-suzuki at 2014-10-05 23:35
mintonさん・・・・
コメントありがとうございます。
本当にピアフの歌声の力強さ、情感は、誰のものとも違い、声を聴いただけでピアフとわかりますものね。 ジャズでは、父はナットキング・コールのファンでした。 古いですよねぇ。
本当は父は音楽音痴で、あまり歌手のことは知らなかったし、そんなにたくさんの曲を聴いていた訳ではないんです。 だから、吟味してチョイスしたわけではなくて、多分、直観で好きだなと思っちゃったんでしょうね。 

エトワール凱旋門は、シャンゼリゼ通りからの正面の写真が多いのですが、私はこの斜めの角度から見た姿が、この門の心意気を感じるようで好きなんですよ。 
ラ・デファンスは、遠くから見ると白く輝いてみえるけれど、威厳はなくて、歴史的モニュメントとは程遠いイメージですよね。 でも、フランス人はルーブル宮の正面にガラスのピラミッドを作っちゃうくらいなので、日本人と感覚が違うのかもって思います。
建造物も音楽も、現代のものは深みがなくて、何百年も伝わっていくものではないような気がします。
Commented by izumi-suzuki at 2014-10-05 23:42
roxanne6さん・・・・
コメントありがとうございます。
Nikkor 24mm、いいレンズですよね。 父から譲られたということもあるのですが、私も大好きです。意外とLEICAとの相性もいいです。
ただ、Mレンズを使い慣れてしまうと一眼レフ用のレンズは大きくて重いのが玉にキズですね。
空が暮れてきたところへ門がライトアップされたので、ちょっと変わった写りになったんだと思います。
Commented by izumi-suzuki at 2014-10-06 00:09
sacra-fragolaさん・・・・
え、え、え~~~っ。 あの大渋滞で殺気だったラウンドアバウトを 歩いて横切ったんですか?  
あの地下道の入り口、わかりにくいですものね。 ご無事で良かったです。
でも、どんなことをしても行きたかった気持ち、すごくよくわかります。
あの門の下に立って、初めて感じられるあの感覚・・・・門の天井に刻まれた無数の兵士の名前、永遠に消えない慰霊灯、絶えない献花。 あの門の下にはフランスの歴史が眠っていますものね。
門の上にも上られましたか? 私は凱旋門の上からのパリの眺めが大好きです。 放射状に広がる道と街並みの中央に立って風に吹かれていると、なんだか不思議な気分になるので・・・・

この写真は、おっしゃる通り夕方から夜に変わる時間帯で、門のライトアップがついた直後くらいだったかと思います。 元画像のカラーは 2008.10.in Franceのカテゴリーの中にあります。 ライトアップで、門が金色に写ったので、面白い写真ですけれど、モノクロのとは全然違う印象です。 もし良かったら、お暇な時にご覧になってください。  
Commented by speedstar-dhy at 2014-10-06 00:50
こんばんは。
いいですねえ。
ニッコールレンズとライカの組み合わせで凱旋門、素敵な一枚が出来上がるレシピかもしれませんね。そういえば、今日は競馬の凱旋門賞がありました。
Commented by izumi-suzuki at 2014-10-06 09:24
speedstar-dhyさん・・・
コメントありがとうございます。
そういえば、昨日は10月の第一日曜でしたものね。
この写真を撮った2008年は凱旋門賞の時にちょうどパリにいたので、ロンシャン競馬場まで武豊の応援に行ったんですよ。 馬券も買ってあげたのに、あの時は武は確か4位で、全然ダメでした。ピンクの帽子の武豊の姿だけは写真に撮れましたけど。
でも、競馬場がお祭りのようで、華やかですごく楽しかったのを覚えています。
Commented by voyagers-x at 2014-10-06 11:47

おはようゴザイマス!!
素敵なエピソードをありがとうございます
写真も素敵ですね
粒状感、素敵ですね
粒状感は何も古い写真に有るだけのものではないですよね
僕は写真に素朴感をいつも求めてしまうので
デジタルカメラのLeicaで出せないフィルムの粒状感をソフトで補っています
写真に素朴感を求めて自分の気持ちを込めながら最後の仕上げに粒状感をプラス^^;


Commented by izumi-suzuki at 2014-10-07 09:08
voyagers-xさん・・・・
コメントありがとうございます。
私も、LightroomやSilverEfectやCapture oneやいろいろソフトを使います。
フィルムの粒状感といっても、もともとフィルムを使えば必ずそうなるというものではなく、写真家は数あるフィルムの中から自分の意図するものを選択し、現像を依頼されたラボのテクニカルスタッフは、写真家の意を汲んでその感性と技術を持って表現していたんだと思うんです。
今は、アマチュアの私達がPCでソフトを使用すれば、いろいろな表現に挑戦できるので、こんな素晴らしいことはないと思います。

Voyagers-xさんも、素朴感や溢れるような情感を持つ写真を目指して、PCソフトを楽しんでくださいね。
作品、楽しみにお待ちしております。
Commented by k7003 at 2014-10-13 02:39
「水に流して」と簡潔に訳してしまう日本語が裏目に出たいい例ですね。
「明日は明日の風が吹く」との名訳をほめる日本で、もとの英語 "Tomorrow is another day." を知ったとき、ボクは英文学の道に入ろうときめたのでした、60年の昔。
Commented by izumi-suzuki at 2014-10-13 22:02
k7003さん・・・・
コメントありがとうございます。
英語やフランス語にも微妙なニュアンスがあるのに、日本語にしてしまうとやっぱり本来のイメージや本当の意味が伝わってこない時が往々にありますね。
私もk7003さんに同感です。
特に、映画や曲の題名は邦題にがっかりしてしまうことがしょっちゅうです。とはいえ、あちらの国のほうでも、「 上を向いて歩こう 」が「 sukiyaki song 」 ですから・・・・マーケットラインに乗ってしまうと仕方がないんでしょうか。
私としては、言葉の持つ深い意味合いを大切にしたいし、してほしいですけれど・・・・
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